"Say it with chart"では、まず「伝えたいメッセージ」(例えば、「小児科の医師は少ない」など)を決めます。そして、そのメッセージの「示し方」(例えば、「小児科の医師数は全体の○%に過ぎない」など)を決めます。最後に、チャートの「形式」(この例では、パイチャート(円グラフ)になります)を決めます。
この極めてシンプルなプロセスによって、伝えたいメッセージをチャートというビジュアルメッセージに変換することができるのです。
しかし、これだけでは、一つの事実を明らかにしただけに過ぎません。プレゼンテーションでは、複数の事実を組み合わせてある結論を導き、かつ聞き手に納得してもらう必要があります。せっかく時間をかけて導き出した結論も、ターゲットとしている相手に伝わらなければ、全く意味のないものになってしまうからです。
ゼラズニーのもう一つの良書である"Say it with presentation"では、さまざまな制約のあるプレゼンテーションの場で、「結論」を効果的に、かつ感動的に伝えるための技術を教えてくれます。
プレゼンテーションの技術に関しては、このゼラズニーの著書が「決定版」であると考えていましたが、マイクロソフト社が大変参考になる記事を公表していたのでご紹介します。
同社のプレゼンテーションソフトである「パワーポイント」に関する記事であり、ご覧になった方もいらっしゃるのではないかと思います。
「顧客を感動させる、提案・プレゼンの活用ポイント」というタイトルなのですが、「右脳」と「左脳」それぞれの機能・役割という観点から、プレゼンテーションを構成する「要素」をどのように利用すべきなのかということを説明しており、大変説得力があります。
この記事を読んで、右脳も左脳もどちらも「満足」させてあげることが重要なのだということを改めて納得してしまいました。
関心のある方は、是非ご一読ください。